弐師城 攻防戦
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「ふん」 高刹は腕を組み鼻を鳴らすと、閉口した。 暫くの間、誰も口を開こうとはしなかった。 漢が大木として表すことが出来るなら その根は、既に腐り落ち死んでしまっている。 幹に達し、無数に別れた枝に達し 葉を散らす。 それも時間の問題かもしれない。 崩壊はすぐそこまで来ている。 「いい事を思いついた」 と霍景が手を叩き口にした。 二人が伏せていた、顔を上げる。
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