弐師城 攻防戦

13/270
前へ
/734ページ
次へ
霍景が言った、いい事とは 現状を打破出来るものではない。 そのような力、今は持ち合わせていないのだから。 「奴等も大宛に向かうなら、それを利用させてもらおう」 「どういう意味です?」 楽鵬は困惑している。 「目的地は同じだ。だったら、李公利の軍に紛れ込んでやるのさ」 「また無茶を・・・」 高刹が首を横に振った。 「無茶じゃない。それほど規律が守られていないのなら、三人程度忍び込む隙はあるはずだ」
/734ページ

最初のコメントを投稿しよう!

251人が本棚に入れています
本棚に追加