第1回 《後編》前書

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 仮面を継いだイージェンは、大魔道師の道具である空を飛ぶ船を動かし、ラウド始め魔道師やリィイヴ、ヴァン、セレンたちと隣の大陸ー三の大陸へと向かう。各国の魔道師学院の学院長の一部を集めて総会を開いたはいいが、学院長たちは一癖も二癖もある連中で、マシンナートの脅威を伝えてもまとまる様子がなく、イージェンの苦悩は深まっていく。 そして、黄金の髪の少年魔道師アートラン。セレンと互いに想い合う仲になり、南の離島でふたりで暮らすようになる。だが、不注意でセレンを病気にさせてしまい、薬を学院に取りにいっている間にたまさかその島に寄ったマシンナートのカサンに連れられ、セレンは深海の施設へと行ってしまう。 セレンの心をたぐり、深海に連れて行かれたことがわかったアートランは、リィイヴにマシンナートの船を操作させて向かおうとするが、イージェンに叱られ、おのれの魔力の未熟さに気づき、救出に力を貸してくれるよう頼む。 深海の施設からセレン、カサン、そして医者のレヴァードを救出、その施設も都同様塵も残さず消え去った。 空の船で、二の大陸へ向かい、核燃料の精製所を消滅させたイージェンは、南方大島がマシンナートにすっかり啓蒙され、異端の力で生活をしている島民たちを見て、怒りに震える。 だが、地上の人々もろとも島を消滅させることはできず、三の大陸の一国の王弟アダンガルの母親がマシンナートで、祖父が南方大島を変えてしまった首謀者と知り、ふたりを会わせてみることにした。 地上の民の代表としてのアダンガルが、マシンナートの技テクノロジィを受け入れるか否か。また、マシンナートの脅威をどう防ぐか。 話は《後編》へ続きます。 ※イージェンとティセアの話は割愛しております。
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