2人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
第2章
「さよなら……」
「待ってくれまだ話したいことが……」
「楽しかったよ。快斗……」
「●●何で……」
俺はこの朝も泣いていた。でも、この朝はいつもとは違った。いつもは何で泣いているのかわからなかったが今回はなんとなくだか覚えていた。
「夢なのか……」
「あれは誰なんだ……」
「俺は……」
「快斗ごはんできたよ」
俺が色々考えているとしたから母の声がした。
「わかった。いま降りる」
そうして朝食を食べ俺は家をあとにした。
学校へ向かっているとあの朝ぶつかった場所で渡辺と出会った。昨日のことがあるためどう接したら言い方困惑していると……
「おはよう」
いつもどうりの彼女の明るい声で話しかけられた。
「おはよう……」
「そういえば登校中に挨拶したの初めてだね」
「そうだね……」
俺たちは時間があったのでこの場で少し話すことにした。自分だけ暗いテンションだと言うことは一目瞭然だったが、どうしても気になることがあったため、俺は渡辺に聞いてみることにした。
「渡辺……ここで初めてあったときと雰囲気全然違うよね……何で……」
「……」
その瞬間沈黙が走った。俺は聞いてはいけないことを聞いてしまったみたいだった。
「あ、ごめんね……変なこと言っちゃって……」
そのあと彼女は話してくれた。しかし、彼女は無理をして明るい声を出していた。
最初のコメントを投稿しよう!