初めてだけど初めてじゃない!?

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初めてだけど初めてじゃない!?

「いかないでくれ」 「待ってくれ…●●!」 目が覚めたとき俺は泣いていた。 「あれ?俺なんで泣いてるんだ?」 そう俺が言った直後携帯にメールが届いた。 「今日は入学式だせ!一緒に行くためにお前の家の前で待ってるよ」 外を見るとメールの通り外であいつが待っていた。 仕方なく俺は驚異の早さで着替えを済ませ家をあとにした。 俺の家に朝早くに来やがった迷惑男児の名は河野 智志だ。俺の幼なじみで昔からの親友だ。 「智志お前はやすぎるんだよ」 俺はそう言いながら道端の石を蹴った。 「何をいってるんだよ快斗。早くいけば女の子と長く話せるじゃん。」 そうだ、こいつはバカだった…… 俺は察した。  こいつといたら俺の第一印象が変態になりかねないと。 「ごめん俺先に行くわー」 そう言いながら俺は走り出す。 はずだった。 しかしその時目の前のなにかにぶつかっておもいっきりしりもちをついた。
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