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次の日、今朝も美奈子ちゃんの家で収穫のお手伝い。
連日、暑い晴れの日が続いていた。
それに、熱風が畑を撫でるように駆け抜け、気温を押し上げているようだった。
体が重い、自由に動けない、どうしてかなぁ?
いつもと違ってボーッとしてしまう。
ひどい疲れを感じ始めていた。
棒立ちで立ち止まる事が多くなっていた。
美奈子ちゃんのお母さんも、ひかりの様子が変なのに気が付いていた。
「ひかりちゃん、今日は帰った方がいい。ゆっくり休んでね。大事を取って、送って行くからね。」
そう言うと、ひかりの自転車を軽トラに積んだ。
それから、野菜とひかりを乗せて車は走り出した。
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