青とか言ってんじゃねーこのクソ野郎

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いや! いやいやいや! ちょっと待ってみようか、喘息トナカイ、間違えた、前言撤回、あーもううるせー隣のインド人。 おれ今電車乗ってて、暇だったからこの「青」ってテーマで応募してる人の作品をいくつかパラっと読んでみたんだよ、スマホだからパラって事はねーやな、まあいーわ。したらば。 みんなすごいレベル高かったんです、びっくろした、いっこしか読んでないけど。でもまあなんつーの、おれのこのタイトルを「茶」に変えた発想ってそんな悪くないんじゃないかって気がしてきたんだよ、あーもううるせーな隣のインド人。 新しい発想が必要だと思うんだよ、この「小説という分野にはさ、やっぱろ。そうすっとタイトルを変えるくらいドって事ないと思うんだよ。おれはおれの才能を再確認してハッピーに。ガールズバーへ。飲みたい気分だった。 「ちわっすー」 「あれ、今日は早いね」 「ちとご機嫌での~~」 「なんかいい事あった?」 「あったあった、しかし暑いねぇ世界は。とりあえずおしぼろちょうだい」 「え?」 「とりあえずおしぼろちょうだい」 「どういうこと?」 「いやだから、おしぼろくれよ」 「どゆこと?」 「…。おしぼろをくれって言ってんだよ」 「おしぼろってなに?」 「おまえ、この商売やってておしぼろ知らないの?」 「知らないよ。それってなに? 古着かなんか?」 「押入れに入ったボロ、略しておしぼろ、なんだそら」 「だってわかんないんだもん」 「はぁ~~…やっぱろな。もういいや、ビーロくれ」 「もしかして、さっきから『ル』を『ロ』って言ってる?」 「んなわけねーだろ! んじゃなにか? 『おしぼろ』は『おしぼる』って事か? 『おしぼる』ってなに?」 「いや、私が聞きたいよ。おしぼるってなに?」 「おれが聞いたんだよ! なんだよおしぼるって!」 「その前に『おしぼろ』ってなんだったんだよ!」 「質問に質問で返すな! まず『おしぼる』がなんなのか答えろよ!」 「知らねーよ! んじゃあ『ビーロ』ってなんなんだよ!」 「だーかーらー!!! まずおれの質問に答えろってばー!」 「おしぼるなんて知らねーよ! ほら答えた、『おしぼろ』と『ビーロ』ってなに!?」 「やっぱろな! 知らねーで逃げやがった」 「なんかもう、なに言ってるかわかんない」
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