第1章

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家に着くと工事関係の人たちがインターホンを鳴らした。 犯人が電話をしてくるかもしれない…ということで電話を盗聴することになった。 みんな警察らしい。 「奥様…大丈夫ですか?横になられたほうが…」 女性の刑事が、そう言って妻を寝室に連れていった。 ソファーに座り、頭を抱える。 あの時、今村に会わなければ…こんな事には…… 今村? ぎこちない笑顔が浮かんだ。 「寺嶋さん。」 刑事の1人が呼んだ。 「何か、思い出された事はありませんか?結羽ちゃんを助ける為、何でも構いません。話してください。」
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