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ベンチに座ってベビーカーから結羽を降ろした。
伝え歩きに毛が生えた程度の、おぼつかない1人歩きに俺たちは目を細める。
「結羽、パパの所までおいで!」
少し離れて芝生に座り、結羽に、おいでおいで!をした。
よちよちと俺を目指して歩いてくる。
手で上手くバランスを取りながら。
満面の笑みで俺にたどり着き抱きついた。
「やだ、パパの顔デレデレ!」
妻が吹き出す。
顔を引き締めようにも結羽の顔を見ると無理だった。
「パ………」
はっ?
今、何て言った?
結羽の顔を見ると
「パ………パ……」
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