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「まったくもう。少しでもテストまでに
魔力を胸に貯められなかったの?」
そう言って腕を組んだ教員の胸は
今にも教卓に溢れそうなくらいの爆乳
クラスの仲間は男も女も大きな胸で
ブレザーをパツパツにさせている
「あのぉ…努力はしたんです。
栄養をとって早寝早起き。必ず毎日牛乳を。
セントラル出版の魔法大事典に載っている
豊胸の秘薬を三種類。
パーソナルトレーナー香のバストアップ体操。
全部試したんですけど…俺の胸、
魔力がシューっと抜けちゃう体質みたいで。」
困ったわねぇ と教員は口を尖らせた
いくら努力の天才でも
魔法学校で魔法を出せないイロハは劣等生だ
自分の夢のためにエトワールに入学したが
イロハは肩身の狭い思いをしていた
「ドベ」
背後からイロハに悪口が飛んでくる
クラスのボスのノレンだ
「…」
イロハはノレンを睨む
ノレンはにやにやしながらイロハを見ていた
チャイムが鳴る
「はい、二現目の授業は終わりです。
皆テストで出来なかった所は復習してきてね!」
「「「はぁーい」」」
教員が大きな胸を揺らしながら退室し
休み時間になると
ノレンは人差し指をイロハに向けて
「バンッ」と叫んだ
ノレンの指先から突風が吹き出す
「わあっ!!」
イロハは風に突き飛ばされて前に転んだ
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