少年よ大志を抱け

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胸の小ささが原因で夢を断たれるのは 胸が痛みますね。 来週始めにある進級試験で イロハ君がいい成績を残せたら 退学は待ってあげれませんか?」 「あのテストか… 私もそうしてあげたいが 1年生と違って2年生のテストは 難易度が高いですからね。 AAカップの彼には苛酷なんじゃないかね。」 「先生!そのテストって どんな内容なんですか!?」 「(たる)割りよ。 正式名は魔法障害物レースと言います。」 「魔法障害物レース?」 「運動会で良くある障害物レースの最後に 一型火炎魔法や五型雷魔法を使って 大きな酒樽を割って中の【魔法石】を 取り出すレースよ。 魔法石にはBカップ程の 魔力が込められてますから 見事樽を割れた生徒には そのままプレゼントしています。 テストまでに胸に沢山の魔力を 溜める事が出来れば うまくクリア出来るかもしれませんね。 君が樽を割ってゴールしたら 半年分の学費の支払いは待ってあげましょう。」 「本当に!? なら俺頑張ります!! 来週までにおっぱいを大きくしてみせます!」 イロハ少年は高らかに宣言し 校長室を後にした
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