男子たるもの巨乳であれ

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男子たるもの巨乳であれ

「ん…っ!ふあー…朝か…」 少年は大きな欠伸をした 縦縞のパジャマを脱ぎ 学校の指定のシャツに袖を通す 「……」 おもむろに少年は自分の胸に手を当てる 「……はぁ またダメだったか」 溜め息をつき 紺色のズボンに足を通し 白い糸でステッチの入った 同じ紺色のブレザーを羽織る 「あっ いっけね」 階段を降りようとした少年はすぐに振り返り ベッドサイドテーブルから 学校指定の茶色いループタイを取る 「ハテナ!ナスビ!朝だよ!」 階段を降りて中二階に行くとそこは 少年の幼い弟たちの部屋 「ふぁ…にいちゃん おはよう」 「イロハににーおはよ…」 「おはよう!」 少年の名前はイロハ 舞台は剣と魔法の世界 少年イロハは世界中の魔導師が集まる 魔法学校エトワールの二年生 14歳の魔導師見習いだ ここまでは良くあるファンタジー ただひとつ違うのは… 「イロハににー!おっぱい大きくなた?」 「…残念ながら 新しい豊胸の薬、全く効かなかった。 うーん何がいけなかったんだろう… 魔力の壷にナツメグを3つ メスのマンドラゴラを1匹 カワエウノイ草の朝露を3滴 合成イーソフラーボン カッワイナオコォの蕾 アーオタ・ノリーコ茸 火にかけてデカ・チチの呪文を唱え それを一瓶飲み干せば     
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