4:背景

1/1
前へ
/6ページ
次へ

4:背景

・ケット・シー ブリテン諸島に住む魔力を持った猫の総称。普通の猫よりも一回り大きく(メインクーンやノルウェイジャンフォレストキャット位)、二足歩行で道具を扱ったりもできる。 人間と同等の暮らしを営むグループもあり、他の妖精よりも密に人間と関係を築いている。 スコットランドのハイランド地方には彼らの王国が存在し、王朝断絶の際には方々から次代の王を名乗る猫が集まり、強さ・賢さ・気高さを備える者を選び出す。 音楽と踊りを愛し、平穏な暮らしを好むが、脅威に対してはハイランダーと同じく勇猛果敢に戦う。 ・メアリーストン(街) 前スコットランド女王メアリー・スチュアートの援助を受けて、現猫王ライオネルが建造した最先端の技術が集まる職工の街。特産品はラベンダー。 人間のものと比較して約半分ほどのサイズの建物が並ぶが、商取引所は人間の商人が入れるよう大きく設計されている。 ・妖精とケット・シー、イングランドとスコットランド ブリテン諸島の妖精たちは領土を支配する人間国家への帰属意識が薄く、それぞれの住む集落以上の政治には無頓着で、人間同士の戦争にも陰ながら傭兵という形で有利と見たほうに加勢する。 16世紀、ウェールズとアイルランドを実質的に支配したイングランドはスコットランドへ侵攻を仕掛ける。宮廷魔術師ジョン・ディーの指揮のもと多くの妖精が軍行と工作に加わった。 ケット・シーはほかの妖精とは考え方が異なり、猫の王国としてスコットランド王国ととより密接な同盟関係を結んだ。戦争時に協力してイングランドを退けて以来、技術、商業面においても連携を図っている。 しかしメアリー・スチュアートがイングランドに幽閉されて以降、その関係は弱まっている。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加