いざ警察科へ

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『雅巳は何も悪くないよ。吸血鬼が出たんだよ』  思い出の中の両親は薄く笑顔を浮かべながらも、有無を言わさない頑なな雰囲気を醸し出している。繰り返し頭を撫でる掌は優しかったが、幼い赤星は何故だか口を利くことが出来なかった。
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