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『魔女、ベティ!全ての異世界を支配し、破滅へと導こうとした罪で…貴様を処刑する…!!』
ただ一人。
敗れた魔女だけが、帝国ディアレストの主導の元処刑されることになる。木の棒にくくりつけられ、火を放たれた彼女は――焼かれながら、叫び続けていた。
『お前たちは何もわかっていない…!自ら、世界の破滅を招いただけだと知ればいい!この世界は断じて救われてなどいないのだから…!!』
何も、殺すことはなかったのに。その時はただ、後味が悪いだけだった。
そう、その時はただ、それだけだったのだ。この世界は確かに救われたのだと、そう信じて疑わなかったから。――けれど。
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