ご機嫌

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ご機嫌

ワクワクしすぎてあまり寝付けずの翌朝。 学校に着いてからも やたらテンション高いアタシ(笑) マユに不審がられ 今日のお泊まりデートを打ち明ける。 そしたら、マサノリに会ってみたいとなり 急遽一緒に居酒屋に行く事になった。 マサノリのバイトが終わるまで 1人で待つのも暇なので アタシには願ったり叶ったり! 放課後、少し時間を潰してから マユと居酒屋へ行った。 「いらっしゃいませー!」 と威勢よく声を発した店員さんは…。 マイダーリン!(笑) 思わず顔が崩れてニヤけてしまった。 「リノ!早かったじゃん!」 「うん!あ、マサノリ! 入学式で友達になったマユだよ! いつも話してるでしょ?」 「おー!マユちゃんいらっしゃい! リノがいつもお世話になってます(笑)」 「はい、お世話してます(笑)」 「2人揃って何それ!」 「怒るな、怒るな(笑) はい、お席にご案内しますよー!」 宥められながら案内された席に着く。 マユはアルコールは何でも飲めるから まずはビール。 アタシは前回気に入った檸檬酒。 サッと決めてマサノリに注文した。 「リノ来るって言ってあるから 店長が何かサービスしてくれるってさ」 「ホント?店長さんにお礼言っておいてね?」 すぐに飲み物を持ってきてもらい 食べ物もチョコチョコ注文した。 店長さんのサービスはワンドリンクと ジャコを使った和風ヘルシーサラダ! 女の子の好みよく解ってる(笑) 料理を食べつつお酒もチマチマ飲み マユと話に花が咲く。 「ねぇ、マサノリくんって想像よりずっと イケメンなんだけど(笑)」 「あげないよ?(笑)」 「狙ってねーわ! ってか、リノを見た瞬間の顔見たらねぇ…(笑) 狙ったとしても玉砕を痛感すると思うよ?」 「何で?」 「デレデレじゃん(笑)」 「あ、地元の友達も言ってた」 「言われる前に気付きなよ! リノもデレデレの顔してるけどね(笑)」 「ムフフ(笑) カッコイイよねぇ、マサノリ…」 「それだけで酔ったのかー?(笑)」 檸檬酒半分で惚気るアタシにマユは大爆笑。 ご機嫌すぎて調子こいてゴメン(笑) 遅番のハヤトくんが途中でテーブルに来て マサノリがやたらご機嫌だって暴露してくれた。 2人揃ってかよ!ってますますマユは爆笑! たった今知り合ったハヤトくんにアタシの様子を 話し、2人に冷やかされた。 もう…。 アタシが酒のツマミになっちゃってるよ(笑)
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