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ご褒美の週末
ママさん家に着いて2人でリビングに入ると
ママさんとシゲさんにお帰りー!と迎えられた。
お泊まりするのに手ぶらは…と思ったので
さっき買ったコンビニスイーツをママさんに渡す。
ママさんからは前回のお泊まりで借りた部屋着の
代わりにプレゼントした部屋着を渡された。
「これはリノちゃんのにしていいからね」
「ママさんありがと!」
マサノリから聞いていたので素直に受け取った。
お風呂入ってのんびりしようって言われたので
アタシが先に入りマサノリを待った。
この前は結構酔ってフラフラしてたけど
今日は平気だから一緒に入る訳にはね…(笑)
マサノリが出てきて
髪の毛乾かしてくれると言うので
2人仲良く洗面所に並び
ドライヤーをかけてもらった。
飲み物持ってママさん達におやすみなさいをして
部屋に戻ってやっと2人きり。
今週色々あって疲れたマサノリを
癒してあげたかったのに…。
結局自分が甘えたくなってしまうダメなアタシ(笑)
音楽かけようとプレーヤーをいじる
マサノリの背後に忍び寄り、
ムギュッと抱きついた。
「なんだよー(笑)」
「んー?ひっつき虫…」
「待てなかったの?(笑)」
「うん…」
やんわりとアタシの腕をほどいてクルッと回り
こっちに向き直ってからギュッとしてくれた。
立ったまま2人でユラユラユラユラ…。
何してんだか(笑)
「今週さぁ、色々あったけど
週末にこんなご褒美待ってたから
結果オーライだな」
「ご褒美になってる?」
「なってるに決まってんだろ?
あぁ、ホント癒される…」
「アタシも思わぬご褒美になったなぁ。
何にもしてないけど(笑)」
大変だったのはマサノリだけで
アタシはのほほんとしてたのにね。
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