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愛しい気持ち
入れられた指の違和感が薄れてくると
アタシから声が洩れ始めマサノリは指を抜いた。
ベッドサイドの箱の中からゴムを取り出し
袋を破って息子くんにつける。
「リノ、深呼吸な?」
「うん…」
この前みたいに息子くんで入口をなぞってから
マサノリは腰を少し進めた。
スーハースーハーと大きく深呼吸していると
息を吐いた時にズズッと息子くんが入ってきた。
「んっ……あぁぁ……」
「痛い?」
「だい……じょぶ…」
「無理してない?」
「して……ないよ…」
一瞬痛い?って思ったけど気のせいだった?
それくらい特に痛みは感じなかった。
それよりも前回より少しだけ余裕があるのか
自分の中の息子くんの存在に
次第に身体がムズムズしだした。
動かずじっとされたままなのが少しもどかしい…。
「なんか……ムズムズする…」
「気持ちいい?
少し動いてみようか?」
「うん……」
マサノリがゆっくり腰を引きまた奥まで戻した。
中を擦る息子くんの感触がダイレクトに伝わり
お腹の奥がキューッてしてくる。
「リノ……中動かさないで…」
「動かして……ないよ…?」
「中……ウネウネしてる……ハァ…ヤバい…。
入れてるだけで気持ちいい……」
お口でしてあげる時みたいに何かを堪えるような
顔をしているマサノリ。
その顔を見ているだけでまたキューッてなる。
「あっ……ちょ…待って…リノ…」
「わかん……ない……キューッて…なっちゃう…」
「ハァ……もたない…」
ギュッと密着して動かないマサノリ。
あ、息子くんがピクンってなってるのが解る。
ホントに中に入ってるんだ。
そんな事を冷静に思う反面、
ムズムズとキューッとする感覚は消えず
マサノリに動いてほしくなってしまうアタシ…。
とんだ変態かもしれない(笑)
無意識に自分で少し腰を動かしてしまったらしく
マサノリに慌てて腰を押さえられた。
「ダメだって(笑)
中は動いてるし……腰まで動かされたら…」
「ムズムズ…するのぉ…。
気持ち…よくて……止めらんない…」
「イッても…いい?」
「いいよ…」
このムズムズをどうにかしてほしくて…。
返事をしたらマサノリは
ゆっくり腰を動かし始めた。
それだけで気持ちいいのが何となく解る。
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