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惚気の場
「ちゃんと彼女にも言ってみるよ!
俺の時間も考えてほしいって。
その上で向こうが押し付けてくるだけなら
もう無理だわ…」
「そうだな、まずは話し合う事だな」
「リノはマーちゃんに寂しいとか言わないの?」
「ん?寂しい?
寂しいは……あんまり言ってない……かな?
アタシ言ってる?」
「言わないな(笑)
逢える時は頻繁に逢ってるけどお互い予定あると
俺達も逢うの週末くらいなのにな?」
「不安とかも言わないの?」
「うーん…。
モテるのが不安!(笑)
でも、ちゃんと色々報告して
不安を排除してくれてるから今は大丈夫!」
「確かに、マーちゃんモテるもんな(笑)
俺なんか何もなくても不安って言われるし…」
「ヨシヤいい加減なヤツじゃないのにな」
「やっぱ2人はスゲェな!
ピタッとハマッてるっつーか…。
俺もリノみたいに考えられる彼女がいいな。
見た目は置いといて(笑)」
「はぁ?(怒)」
「リノは結構扱うの大変だぞ?(笑)」
「ブッ!(笑)
リノそうなん?」
「一緒に居て相手しないとすぐ拗ねるし
ちょっとからかうとすぐ怒る!(笑)」
「ちょっと!そんな事ないしっ!(怒)」
「ほらな?(笑)
でも、そんなとこが可愛いんだよなぁ」
「俺、ここに居ていいのか?
早く帰れって言われてる気がしてきた(笑)」
「バーカ、そんなんじゃねーよ(笑)」
「マサノリが悪いんでしょ!!」
「はいはい、リノちゃん怒らないの!
ヨシヤの前でチューするよ?(笑)」
「なっ、何言って……(照)」
「アハハハ(笑)
んで、そうやって宥めるわけか!
お前ら、ホントいいわぁ!」
何だ、これは…。
ヨッちゃんの相談の場が惚気の場になってる?
結局、男同士の方が解り合えてるみたいだし
アタシいらなかったんじゃないの?(笑)
最後はバカ笑いで楽しく飲めたからいいけどさ。
でも、今日の話にはちょっと考えさせられたなぁ。
お互いに歩み寄る事と好きのバランスか…。
アタシ達は今のままで大丈夫だよね?
アタシの方が好きが大きい気もするんだけど…。
いやいや…。
深く考えるとろくな事にならないから止めとこっ!
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