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海に囲まれた 砂浜で 一人
たった一人 膝を抱く
迎えの船は もういらない
傷付けて 突き放した
その人だけを 待っている
あぁ もう 息苦しい
いっそ この口を 塞いでくれたら
あの人が 来ないなら
他の誰でも 構わない
狂うほどに 口付けて
喘ぎながら 死んでいく
俺の死に ヒロが関わることのない
そういう 罰
そうして 崩れて 砂になって 風に運ばれ
どこかにいるヒロと 混ざり合う
そうして 一緒になってみた
そういう お伽話
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