1 除夜の鐘を聞きながら…

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そしてタケルの着ていたシャツを、その手で一気に引きちぎった。 タケルは驚きに目を見開き、瞬時に顔色を変える。 「――や、やめっ!!」 思わず高支那の手を止めようと掴んだが、高支那は不敵な笑みを浮かべながら言い放つ。 「お前は俺にこうされたいためにここへ来たんだろう?」 「ち、違っ――!!!」 高支那の言葉にタケルの顔がカッと赤くなる。 即座に吐いた否定の言葉も、高支那の前では何の意味も成さないようだった。 動揺するタケルの隙をつき、強引にその場に押し倒すと、高支那はその首筋に顔を埋め、そこに強く自分の唇を押し付けた。 「た、高支那…っ!!!」 タケルは覆いかぶさる高支那の胸を両手で押しのけようとしたが、なぜか力が入らない。 「やめろ…っ!!!」 タケルの必死な叫びも、高支那にとってはむしろ楽しみの範疇なのかもしれない。 高支那の力強さがさらに増し、手がシャツの下に着込んだTシャツの中に潜り込み、胸の突起を弄ると… 「…ん…っ!!」 タケルは微かに喘ぎ、固く目をつぶった。
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