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それでも律儀に、タケルは自分でコックリングを外すことを今まで一度もしなかった。
本来ならそういうものを付けられること自体、タケルの強気なプライドが許さないのだが、それを自分で外すという行為は更にタケルのプライドを刺激し、自分の手で触れることを頑なに拒んだ。
威圧的で冷徹な高支那の思惑通りに自分が動こうとしているようで嫌だったのだ。
そんなタケルの性格を見抜いた上で、高支那はタケルにコックリングを嵌め込んだのかもしれない。
結局はどっちに転んでも高支那の思惑に嵌められたことになる。
そこまで思考が追いつかないタケルは、今も高支那の下で喘がされ続ける。
「…く…っ」
高支那は扱く手に強弱をつけ、一気にタケルを追いつめにきた。
タケルの我慢も限界が近くなり、荒い息をつきながら高支那の胸に必死にしがみつく。
甘い快感と激しい苦痛に苛まれながら、タケルはその口から悲鳴のような言葉を迸しらせた。
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