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あれから10年。
僕は高校卒業後大学に進学。卒業後はそこそこ大きな会社に就職することになった。
八上さんはあの後数日学校に来ず、お父さんの仕事の関係でそのまま転校してしまった。
僕は「青」を見る度にあの青い瞳を、自らの犯した罪を思い起こすことだろう。
青空の広がる夏の日。コンクリートジャングルに建つオフィスの一角で、同僚の青い顔を見ながらブルーライトを浴びて仕事をする。納期が迫り僕自身も青息吐息を吐く。
僕はどこから間違ってしまったのだろうか。
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