求めているもの

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立ち上がってシャワーを浴びる。 安っぽいシャンプーの匂いが鼻をくすぐる。 「彩香、もう帰るのか?」 「ええ。予定を思いだしてね。」 予定なんかある訳ない。 気安く名前を呼ばないで。 安っぽいシャンプーの匂いを纏ってラブホを出た。 ネオンの光が街を照らす。 早く…欲しい…。 私を壊す快感を。
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