etude

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彼女と最後に会った日、 僕は瞳の色をどうすべきか迷った。 黒くあってもよかった。 あるいは白くしたっていいだろう。 黄色である必要もあったかもしれない。 しかし、 僕はやはり濃い青をいれた。 きっとその頃には 彼女の中にある(はげ)しい青が 僕を満たしていたのだ。
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