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1.拷問処刑
俺が十四歳の頃、とある街で罪人の公開処刑があった。
罪人は処刑台に後ろに手首を縛られ、身動きが取れない状態で、その表情は、生きる事を諦めたかの様な絶望した表情だった。
その隣には、大きな鉈を持った執行人がいた。
そして、公開処刑の時間が来た。
執行人は、鉈を大きく振りかぶり、罪人の後頭部、首の付け根に向かって、それを振り下ろした。
すると、首は勢い良く地に落ち、その断面から大量の血が噴き出す。
首が切り落とされた瞬間、野次馬は少し騒ついていたが、それはすぐに歓声へと変わった。
俺は、この罪人が何をしたのかは知らない。しかしその時十四歳である俺は、大量の噴き出す血と、ごろりと落ちた首を見て、興奮を覚えた。
罪人が死んだ事による喜びでは無い。性的興奮とでも言うのだろうか?しかし性的とも何か違う。強いて言えば、俺も処刑台に立ち、執行人として罪人を処刑したいと思った。
首をギロチンするだけなんて甘すぎる。処刑とは、執行人にとっては、幸福そのものなのだから。
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