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おれは無言で御厨に近づくと、口づけをしながら服に手を伸ばした。
真っ白く清潔な御厨の象徴であるかのようなシャツのボタンを外し、その下の生身の肌へと触れる。
誰にも穢されていない無垢で美しい体。
固まっていた御厨だったが恐る恐るというようにおれの服へと手をかけた。汗で張り付いたシャツを引っ張り上げて脱がしにかかる。それを手伝いながら互いに全てを脱ぎ払った。
「おいで」
何も纏わない御厨の体はシャツの白いさよりも透明で細く儚かった。夏だというのに冷たい肌を温めたくて後ろから抱きつきながらバスタブへと体を沈める。
ローズの香りをさせたたくさんの泡がぶくぶくと顔に迫るくらいの勢いで泡立っている。
それに視界を遮られたお湯の中でおれは御厨の体へと手を伸ばしていた。
「……んっ」
うなじに唇を這わせながら前へと手をのばし、小さな胸の先端をいじる。ふやふやと柔らかかった乳首がこねる刺激によって硬く尖っていく。
「ここ気持ちいい?」
耳たぶを噛みながら囁くと御厨は息を弾ませながら小さく首を振った。
「くすぐ、ったい、ような……でもなんか変な感じ」
「自分でするときに触ったりしてた?」
「じっ、自分で、とか、そんな」
「しないの?オナニー」
「し、しな……した……こと、もある」
「そう。気持ちよくなって尖ってきてるよ」
芯を持ち始める御厨の乳首は摘み上げるととたんに感度が上がったようにぷくりと大きさを増した。
「痛めな方が好き?」
「ち、ちがっ」
もう片方を触るとすぐに快感を覚えたのかツンと上を向き始めた。
「御厨の体はこういう刺激をまっていたみたいだね」
おれの与える刺激を従順に受けとびきりの反応を返してくる。焦らずゆっくりと気持ち良さを味あわせてあげたくなる。
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