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「汚くないの?」
「何が?」
「……それ」
気だるく横になったまま上体を起こし、御厨は自分の放出したものを指差した。
「汚くないよ。だって御厨のものだろ」
「そう、だけど……」
困ったように首を傾げながら御厨はおれを見つめていた。そして覚悟を決めたように顔を埋めてくる。
生暖かい吐息が昂ぶったおれのものにかかった。ぎこちない動きで先走りで濡れた先端をこするとそれを口に含んだ。
しっとりと温かな御厨の口の中でおれは自分がさらに高ぶっていくのを感じていた。
「無理しなくていいよ」
「……むりじゃない」
小さな口には収まりきらないそれを必死にしゃぶっている御厨を見ているだけでしっかり興奮してしまった。
あの、おとなしくて優等生で美しい御厨が、今、おれの股間に顔を埋め、まるで猫のようにそれを舌先で舐めている。
息が上がっていくのがわかった。
いつだってその顔にぶっかけることもできる。その想像はさらにおれを興奮させていく。
おれは御厨の髪に指を通しながら何度も「気持ちいい」と伝えた。
硬く膨張するそれを御厨はどう感じているのだろうか。他のオスの発情をどう受け止めているのだろうか。
上下する小さな頭を見下ろしながら、暴発しそうな自分を必死に抑えた。
初めてのことだろう口淫はかなり下手だし、ポイントもかなりズレている。たまに当たる歯も痛い。
だけどそれ以上にそそるものがあった。
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