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ゆっくりと腰を動かし始めると御厨の中は上手にそれを包み込み締めつけてきた。
「痛くない?」
聞くとコクコクと頷き「変な感じ」と答えた。
初めてと言うわりに素直に反応しおれを飲み込んでいく。
「御厨のここは上手に動いてるね」
様子を伺うのをやめて深く差し込むと奥は貪欲にそれを欲しがっていた。
体を折りたたむようにして体重をかけて穿つと、御厨の中は収縮しさらに飲み込もうとする。
「気持ちいこと好きな体してるんだな」
上がっていく息を整えもせずに囁くと御厨は羞恥し腰に足を絡めた。
「はしたなくて嫌になる?」
「そんなことない。やらしい子大好きだよ」
正直なところを言うと、想像もしていない乱れ方だった。
今まで抑えていた理性を解き放つような、全てをここにかけているかのような感じ方でおれこそ余裕がなくなっていくのがわかる。
「やばいな」と呟いた。
「全部もっていかれそ」
きつく締めつけながらも収縮しさらに飲み込もうとする体と裏腹に、当の本人は初々しい反応を示してくる。そのギャップにのめりこんでいきそうだった。
御厨は必死におれにしがみつき、動きに合わせて来ようとしている。だけどなれない動きなのだろう、ギクシャクとしタイミングがズレている。
「難しい」
「いいよ、気持ちよくなれるように動いて」
「蜂矢は?」と弾む息で問いかけてくる。
「ちゃんと気持ちよくなれてる?おれの体、嫌いじゃない?」
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