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現在、資料を持ってくるとかなんとかで二人が別室に行ってしまったので虚空を見つめている。
見つめてから約1分後、
「バンッ」
急にドアが開かれる音がした。
あまりにも勢いよく入ってきたもんだからそっちの方を見ると、入ってきた男と目があってしまった。気まず(^^;
少し息を切らした黒髪のクソ程背が高く、スタイルと顔が良い男はこちらに早足で向かってきて紙切れを押し付けてきた。怖い。
「お前今すぐ会計のとこ行って、この資料に印貰ってこい!!」
「??」
えっなんかすんごい怒ってね?
「えっいやこれ何…」
俺が貰ってくんの?
よくわからんと思ってる内に生徒会室から追い出された
え、なんだアイツ???
いや、なんだアイツ?
いや、誰だよアイツ!
「うるせえ!さっさと行ってこい!!」
わ、わざわざ一度閉めた戸を再度開けてまでして脅されたア~~!心臓に悪~い
「いってきます!!」
僕は弱いのですぐ言いなりになります。
ご丁寧にも、そこに決まってんだろ!と部屋を指さしてくれたのでそこに向かう。いや、いつ決まってたんだよ。知らね~~!
あの黒髪メッシュ野郎は俺のことを生徒会関係者か何かと勘違いしてる。絶対。それか奴隷。
「…と、ここであってんのか?」
それらしき部屋に着いた。札を見ると「有楽町」という文字。
やっぱり知らねえ!だれえ?!とても楽しそうなお名前ですね!
ジャイアンに向けての怒りと知らない人の部屋を訪ねる緊張に苛まれながらインターホンを押す。
…ピンポーン…
一瞬の間の後、パタパタと足音が聞こえてきた。
「はあーい!来るの早かったねえ~入っていいよお」
有楽町さんとやらはどうやら俺と知り合いらしい。
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