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え、え~~~~~!おわり~!
まさかアイツは会話が成り立たないタイプ…?
アマゾンに対する返答が良かったなってなんだよ。俺もアマゾン言われたらなんて返せば良いのかわからんけれども
「…よく分からないから放っとこ。部屋いって荷物あけよ」
切り替えていこうな
同室者は右の部屋に帰っていったことから俺の部屋はその反対、左の部屋だと予想する。そういや部屋も教えず去っていったぞあいつ
これからの生活に一抹の不安を感じつつも、早速その部屋に入ってみると、予想通り。
殺風景な部屋にはいくつもの段ボールが置かれている。そこは明らかに俺の部屋になるであろう場所だった。
最低限の物しか段ボールに詰めなかった俺の荷ほどきはあっという間に終わる。
本当はCDとか漫画とか持ってきたかったが、そんなもん持ってきたら俺の部屋がすぐにごみ屋敷となることは目に見えていた。片付けが苦手なもので。
きちんと整頓された部屋は俺の部屋じゃないみたいだ
やることは全て終えた、その達成感にごろりと床に寝そべって目を閉じる
日はもう沈み19時を回ったところで、日中の騒ぎが嘘みたいに辺りは静まり返っていた。同室者は静かで本当に同じ部屋に人がいるのか疑うレベルだ。
静かなその空間は久しぶりに詰めていた息を吐ける空間で、安心すると同時に今までの疲れがどっと襲いかかってきた。
テンションの高い人間に囲まれて過ごした密度の濃い1日。
そりゃ疲れるに決まってる、と独りごちて、俺は眠りに落ちた。
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