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寝間着からちゃんとした服に着替えた俺と高崎は食堂へ向かう。
広すぎて食堂への道さえも俺には全くわからないので今後俺一人でこの敷地を歩くことはトイレ以外ないだろう。
現時刻は12時15分。昼には少し早すぎない?速攻で準備して速攻で部屋出たんだけど。寝癖若干治ってないし。無理。俺はおしゃれな若者なのに
「高崎もしかしてすごい腹減ってた?」
「は?」
「凄い勢いで部屋出たじゃん。まだ12時ちょい過ぎだぞ」
「混むだろ」
まあ、確かにそうか?
「あとほら、俺達イケメンだから。人多いと阿鼻叫喚バトルフィールドになっちゃうから」
阿鼻叫喚バトルフィールドってなんだよ
「微妙に反応に困る理由やめろ。イケメンが来た!叫ぶぞ!お近づきになるぞ!みたいなことですか?」
「まあそんな感じ」
「でも僕、高崎さんより顔整ってないですよ」
「微妙に反応に困る返しやめろ」
自分の顔面偏差値が俺より高いことを疑いもしないその返しをやめろ。もっと謙虚であれ
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