2.転校しました

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「お近づきになるぞ勢は噂の同性愛8割の方々?」 「上野それ知ってたんだ」 「最初に説明された」 「へえ、それでその反応か。順応早いな」 「そうかあ?」 これでも結構びびってはいるけど。 そんなことを考えていると高崎が「ここ食堂」といってガラス張りの扉を開けて入っていった。俺もそれに続く 早めに来たとは言え結構な人数が食堂には居て、美味しそうな料理を食べていた。 「相変わらずお広いですこと」 「俺は慣れてるけど、やっぱこれ広いよな」 そこの席でいい?と高崎が聞いてきたので了承の意を示し入口から少し歩いた先の窓際の席に座る 周りをくるりと見渡すとこちらを見ていた生徒さん数名と目があった。慌てて逸らされた。悲しい 目は逸らされたものの噂話はしているようで食堂全体がざわざわとしていた。 「誰あのイケメン…!」 嬉しい。ありがとう。 「転校生かなっ」 そうです。僕が転校生。 「高崎様がいる!」 高崎すげえ崇められてんじゃん 「高崎すげえ崇められてんじゃん」 「すごいだろ」 「様(笑)。お前抱かれたいランキング上位なんじゃねーの」 「さらっと煽りを入れてくるな。あと俺4位」 は?まじ? 「まじ」 「お前生徒会の人?」 「いや、上位が必ず生徒会な訳じゃねえよ」 ていうかそれも知ってんのな、と高崎に笑われる。 なにわろとんねん。 同室者は有名人でした。
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