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「コォ……!」
驚きすぎて気管から変な音がでてしまった。
その間にも伊勢崎先輩は動き続け、なんと!俺の向かい側、高崎の隣に座った
「なんでこっち座ったの」
高崎が俺に聞いてくる。いや知らんがな
「こんにちは伊勢崎先輩」
やっと伊勢崎先輩に声を掛ける
「こんにちは、私もここで食べても?」
ヒェッ
「勿論いいですよ」
「ありがとうございます」
伊勢崎先輩はそう言うと慣れた手つきでタブレットを操作する。それで注文するんかァ…無駄ァ…
「生徒会室が、」
「!はい」
「うるさいのでこっちに来ちゃいました」
「…先輩ってもしかして俺の事結構気に入ってます?」
「さあどうでしょう」
伊勢崎先輩は頬杖をつき、そんなことを言ってくる。あぁ^~
「上野、俺邪魔?」
高崎が聞いてきたが、そんなことはない。
「生徒会室がうるさいって何があったんですか」
「いつも生徒会室はうるさいですよ。今日は特に千が暴れてるのでなおさら」
「千って誰です」
「ああ…ご存知ない?メッシュ野郎ですよ」
「あ、あいつかァ~~~!」
やっぱり皆メッシュ野郎って言うんですね
「仕事放っぽって来ちゃったんで、追いかけてきたら最悪ですね」
「庶務絶対カモフラでこの席に来たでしょ」
おい高崎ィそんなことを言うんじゃない。
「ばれましたか」
「うっそだろ伊勢崎ぃ」
「先輩を呼び捨てにするんじゃありません」
「すみません」
ホットサンドになります、とウェイターがサッと間に入る。
「ありがとうございます」
先輩がホットサンドを受け取ったと同時に、一瞬落ち着いていた食堂がまたざわめきだした。またかよ!今度は何ぃ
「あっメッシュ野郎来ましたね。」
「到着はっや…」
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