1.拝啓

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そしてついに真っ直ぐ進んだ先の建物とやらにたどり着いた。 馬鹿でかい。無理。 本当にやばい学校だ。語彙力がカスなので馬鹿でかくて綺麗でやばいとしか言えないけど。 これ庶民入ってきたらいじめられない?花より男子みたいな展開にならない?俺は男だからならなかったわ。それなら花より男子の冒頭だけループされる感じにならない?もっと地獄じゃん まあいいや、それより顔がいい奴を探そう。 俺はそこまで視力がいいわけでもないから遠くにいたらどうしよ、などと考えていたら杞憂だと言わんばかりに透き通った声が聞こえた。 「こんにちは、上野京谷さんですよね。私は案内役の伊勢崎和泉です。 よろしくお願いします」 その声に振り向くと目の前には 凄まじく、綺麗な、顔。 そのあまりの美しさに一瞬息が止まった。 俺と同じ位綺麗とか言ったのは何処のどいつだ。こんなに顔の良い方と同じ学校で生活するのか。 もしかしなくとも、この学校の人達は顔面偏差値が、高い。 拝啓、お父様お母様 この学校に入れてくれてありがとう。
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