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ケース2 私は誰?
警察に保護された、若い女性が入院しました。
山の麓にある、入浴施設あたりで倒れたいたらしいです。
彼女は、一切の記憶を失い、お金、荷物も少なく、若い子が好きな小説を持ったぐらいで、身元を判別するものはまったくなかった為、保護されて居場所がないため入院となりまさした。
(精神科医には、入院形態がいろんなものがあり、前章は、措置的にでしたが、彼女 はたしか、本人が希望して入る任意入院でした。
この場合、しばらく休みたい!入院したい!と言えば入れるし、外泊、外出や退院したい!と言えばでます。
ホントに辛い時は活用できますが、高額でして、、
まあ、その辺は端折ります。)
カルテには、名前、年齢が必要な為に、診察を行なって適当につけられます。
病院名(土地名)を苗字に、名前は「は○こ」と、いろんなところの記入欄の見本にある名前がつけられました。
着替えもほとんどない為に、彼女に同情して病院の貸し出し用の服から、趣味の良さそうなものをチョイスして、プレゼントしました。(貸し出し用の服は、職員の子供がいらなくなったものの寄付や、持ち主不明なものですので、)
少しずつ思い出したのか前の生活の話をします。
「アパートに住んでいて、お金は封筒に入ってポストに毎月入っていた」
えっ、足長おじさん??
「(酷いアトピーだったため)無印の化粧使っていた」
「皮膚科は、駅ビルの近くにあった」
なと、以前の生活を話た為、似た場所を探し行ったり、発見された所にも行ったけど、記憶が戻る事はありませんでした。
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