久しぶりのレモネード

2/2
前へ
/2ページ
次へ
暑い夏。最近の夏は年々暑くなっている気がする。暑さからなのか、それとも別の理由からなのか。冷蔵庫を空けてしばらくボーっとしていた。 いけない、お母さんに怒られちゃう、と目に付いたレモネードを手に取る。食器棚からガラスのコップを手に取り、綺麗な四角の氷を3つ、中に入れる。レモネードをトクトクと注ぎながら、先程の学校での出来事を思い出していた。そう、今日はずっと好きだった、しかし私の片思いだと思っていた幼馴染に告白されたのだ。カーッと顔が熱くなる。誤魔化すようにレモネードをストローで混ぜる。カランコロンと音がする。よく冷えたレモネードを口に含む。久しぶりに飲むレモネード。こんなにも甘い飲み物だったかしら?
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加