第4章 仲間がいる強さ

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遠儀は上にいる長い黒髪の女の子に向かって叫んだ。 「お前があの怪物を操ってんのか?!」 すると、女の子は上にいたはずなのに瞬きした瞬間に石川の隣にいた。 「いつの間に…」 すると、女の子は喋り出した。 「ねぇ遊びましょーよ…ゲームで!」 「ゲーム?!」 びっくりして有梨空が声をあげた。 「ゲームですって?もう変なゲームに巻き込まれてるのにさらに友達を助ける為にゲーム?部が悪すぎる!」 すると、女の子が笑いながら有梨空に言った。 「いつでも戦いは女と男より女同士が盛り上がるからあなたが私と遊びません?」 すると、遠儀は石川の周りにいる化け物から出た触手に捕まり石川がいる場所に連れて行かれた。 「高橋君!!」 「帝道!大丈夫だからゲームは受けるな!挑発だ!」 有梨空は女の子に聞いた。 「私がちゃんとあなたと遊んで勝ったら2人を解放してくれるの?」 女の子は笑いながら言った。 「そうね、考えるわっ!」 そう言うと有梨空は女の子に言った。 「ならゲームやりましょう!」 女の子はウロウロ歩きながらゲームの説明をした。 「ゲームは簡単、あなたが好きな方を殺してくれるかしら?」 有梨空は固まった。 「はい?」 女の子は思い出したように自己紹介した。 「そうだ!自己紹介してなかった~私はサイカこの学校に取り付く地縛霊とでも考えてくれたらわかりやすいわね」 有梨空は頭を振りながら聞いた。 「今なんて言った?殺すって言わなかった?」 サイカは有梨空に平気そうな顔で言った。 「言ったわよ…好きな人を殺せばいいことなのにーそれともこの2人の中に好きな人いないとか?なら2人とも解放出来るかもね自分の命を犠牲にして……」
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