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「罰として、今日からうち(野球部)に来い!!俺が付きっきりで指導して、お前を徹底的に鍛えてやる!!!!」
まさかの衝撃発言。
呆然と突っ立ったままの真人に、司は言葉を続けた。
「うちってのは、野球部のことだぞ!!っておい!!聞いているのか?!」
訝しげにそう尋ね、真人の肩を揺らす。
「えっ!!わわわっ!!」
苛ついた顔が間近に迫り、真人は取り乱した。
「その様子だと、俺の話を全く聞いていなかったんだな」
「ちっ違いますよ!!聞いてます。だけど、さっきも言いましたけど、俺は野球を辞めたので、野球部には……」
「先輩に暴言を吐いた罰だ!!拒否権なんかねぇ!!」
激しい口調で、真人に言い放った。
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