真人の受難 

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(そ、そんな……………) 真人の表情から血の気がなくなっていく。 絶望の淵に立たされ、足元が崩れた。 頭がガクンと落ち、プルプルと体が震え出した。 仁王立ちの体勢で司は真人を見下ろした。 「今から職員室に行って、入部届けの用紙を貰いにいくぞ。真人も来い!!」 司は跪く真人を無理やり立たせ、連行する。 腕をがっちりと捕まれ、引き剥がせぬまま、されるがまま、連れていかれた。
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