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まさか野球部が廃部になると聞いて、相当ショックだったに違いない。
生徒である僕達には、どうすることも出来ないのだ。
真人は号泣する弘司の頭を優しく撫でることしか出来なかった。
___放課後
今朝の弘司が気になり、真人はグラウンドに足を運んだ。
他の運動部もグラウンドを使用しているようで、もう始まっている。
(あれ………おかしいな……野球部の皆は何処に居るんだ?)
野球部の人間が居ない。
(どうしよう…………)
考えた末、真人は近くにいる陸上部の男に訊ねた。
「あぁ……そういえば、居ないなぁ。気になるなら、部室にでも行けば…」
言い残し、男はトラックを一気に駆け出していった。
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