ひまわり怪獣討伐委員、出動する

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ひまわり怪獣討伐委員、出動する

都は沈黙に包まれていた。 多くの者が立ち向かい、そして散って行った。 破壊に蹂躙された都上空を、ロック鳥に乗ったエメルダが旋回していた。 薙散らされた砲列に、動く者を見つけ、エメルダは降下していった。 賢者サルバトールだった。 「おお!お前は?!」 「エメルダ・パストーリ」 「そうか?他に無事な者はおらんか?」 空間の裂け目から、魔王が現れた。気を失ったジョナサンと共に。 「先生。先生!」 ううん。ジョナサンが呻いて目を開けた。 「あーくそ。駄目だ。どんだけ気を失ってた?」 「それほどでもない」 魔王が応えた。 「てことは、あれか、ゴーラは?」 「力を消耗した。火山に向かっておる」 あー。ジョナサンはもう一度呻いた。 「ユノがあれならお手上げじゃねえか。魔王、何かいい考えないか?」 「無い。あんなもの放っておけば良い」 「そいつはいい考えだ。ゴーラ予報を設立して、予報進路を計算して、あとは天に祈るか」 「馬鹿者。西の大陸を見殺しにする気か?」 「他に道はねえだろう。爺い、お前なんか無いのか?でかい災害みたいな竜に打ち勝つ方法が。どんなもんでも関係ない、凄い魔法アイテムが」 あああああああああ!
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