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「校長!あんた魔王並みの馬鹿みたいな魔力持ってますよね?!あー、そうだ!オミナエシ!オミナエシ!」
「肝心の貴方がいないわ」
「俺はいいんだよ!話聞いてもらえます?!」
ジョナサンは話し始めた。
若干の沈黙の末、校長の声が聞こえた。
「じゃあ、それを打ち出せばいいのね?」
「はい!あとはこっちで何とかします!それじゃ!」
「待って。ーー部屋は空けておくから」
ジョナサンは 一方的に通話を切った。
「あとはお前と、ユノの出番だ」
「ゴーラの心臓は貴様の嫁に持たせた。じきにたどり着くだろう」
「よし。アカデミーひまわり組怪獣討伐委員、出動だ」
「勇者よ。お前も解っておろう。火山じゃ、ユノの力はゴーラと同じじゃ。火山のエネルギーが必要じゃ」
「ああそうだな。魔王、ユノの所まで頼む。あとは手筈通りに」
「承知した。爆弾は貴様の所まで送る。ゴーラの頭上で、貴様が射貫け」
ジョナサン達は、ユノの所まで飛んだ。
ユノは気を失っていた。制服は所々が破けていた。
手筈通り、魔王は消えた。
「ユノ!おい!」
揺さぶったが応答はない。だが息はあった。近くで転がっているスライム達も息がある。
見ると、駆け寄ってくるフランチェスカの姿があった。
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