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第二第三の
瓦礫の山の上で、マリウスは1人黄昏ていた。
視線の先には、大噴火を起こしたマラガ火山があった。
「私には、あれが最後のゴーラとは思えない。人類が、企業の名の下に乱開発を続ける限り、第2第3のゴーラが」
「何言ってんだお前は」
マリウスの上に、ロック鳥が降りた。
「何をするか!何だ貴様は?!」
「よし紹介しよう。うっかり神器をぶっ壊して周りに大迷惑をかけた元凶、というか戦犯のマリウスくん」
「やめろ貴様ああああああ!なんで私を知っているのだ?!」
「ああ、それは」
「貴方!」
「フラさん?フラさあああああぐああ!」
「あーん先生怖かったああああ!私頑張ったの色々!正妻なんかチュ、チュ、チュ」
いきなりフライングボディプレスからキスの嵐をかましてきた妾の頭を握りしめた。
「ふぎゃあああああああああああ?!
「何だお前。折角の夫婦水入らずを邪魔すんじゃねえ」
「殿下ああああああ!何してるの貴様?!」
「身重の嫁さんを思いっきり抱きしめたい、ただの夫だよ!邪魔すんな!ぐえ!」
魔王がジョナサンを踏み潰した。
「最高のパスを上げた功労者が讃えられる準備が出来た」
「知るか!大体お前、真にあれをぶち込みたかったのは誰だ?おーいユノ」
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