3-7 ツウェリツーチェのあごひげ

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「なあ……聞いてもいいか?」  料理をたいらげ、ようやく満足した彼は三本目の酒ビンのコルクを抜いた。 「何をです?」  シャインは酒ビンをあおった。  シシリー酒よりアルコールは高いが、口当たりは悪くない。 「なんで襲われたんだ?」 「………心当たりはありますけどね……ま、当分はおとなしくしていると思いますよ。これを取っておきましたから」  酒のせいで幾分顔色の良くなったシャインは、服のポケットから金属片を出してヴィズルに見せた。  きらりとランプの光に反射したそれは、金色のプレートのようなものだった。
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