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『助けなんか、求めていない』
『嘘つき』
『嘘なんか、ついてない』
『助けを求める事は恥ずかしい事じゃないわ』
『俺に、構うな。これは俺の問題だ。だから救いなんかいらない』
『ほら本音が出た。救いが欲しいんじゃない?』
『……去れ』
『嫌よ』
『……』
まるでだだをこねる子供みたいだ。
馬鹿らしい。
シャインは自分に呼び掛ける声を一切無視することに決めた。
救いが欲しい?
救いなど何処にもない。
あの選択を覆す事は誰にもできない。
だから俺は、すべてを受け入れるしかない。
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