3-4 声にならない言葉

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「あなたの言われる意味がわかりません」 「……わからぬなら、わかる必要がないということだ」  ――いつだってそうだ。  吐き捨てるように呟くアドビスの声を聞きながら、シャインは思った。 「帰れ。ここはお前の来る所ではない」  胃がきりきりと痛んだ。  無意識の内に歯を食いしばってしまう。  機嫌の悪いアドビスとはいつもこうなのだ。  彼はいつだって、一方的にすべてを否定するのだ。  自分の存在さえも。
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