第一章
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その女の月明かりに照らされた白い首筋は、実に艶めかしく美しい。彼女の身を包む着物に1輪だけ咲いた白い花が、春若の目に焼き付いて離れなかった。 やがてその美しい女は、月が雲に隠れるように呉服屋の通りへと姿を消した。 しばらく夢心地でいた春若は、蛾が目の前を通り過ぎたことで我に返った。 手荷物を掴み走り去る彼はまだ、女の姿を忘れられずにいるのであった。
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