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ドクンドクン
警告音が、大きくなる。
「え...そうかしら。
少し怖いわ。」
「そうかなぁ。俺にはとても綺麗に見えるんだけど。」
金髪ハーフは、その眼の絵を持ちながら、私を見つめてそう言った。
「すごいね、黒川さんは。
俺でも やられそうだ よ。」
「え?何が...」
ドクンドクン
まだ、警告音は鳴り止まない。
「ここは、そうか。
やられて見るっていうのも、ありかもしれないね。
黒川さん。
俺と付き合わない?」
また...か。
でも、今のはどういう意味。
あと、この人が本気で言っているようにもなんだか思えなかった。
「ちょっと。いきなり過ぎない?今日初めて会ったのよ。私たち。
それに、貴方ほどのイケメンなら女には困らないでしょう。
冗談はよして。」
いつもならすぐ『開眼』を使うのだけれど。
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