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一瞬でクラスの女子が湧いた。
ｻﾞﾜｻﾞﾜ
「やばい....めっちゃイケメンじゃない？？」
「金髪？もしかして地毛？めっちゃ綺麗なんだけど！」
「待って待って！瞳の色も緑色ですっごい綺麗～！」
「彼女いるのかなぁ？」
「ハーフ？」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ
サラサラの金髪に、エメラルドグリーンの瞳。
日本人離れした顔立ち。
印象は...綺麗な人。
ただ、なんとなくだけれど。
近づいてはいけない気がした。
「西園寺くんはハーフで、この金髪は地毛なので、皆真似して染めるんじゃないぞ。
席はあの1番端っこのの窓側だな。
黒川の後だ。」
近くに来ると余計にその感覚は強くなる。
"この人に近づいてはいけない。"
ｽﾀ...ｽﾀ...
周りはいつも以上にざわついているはずなのに、全く耳に入ってこない。
西園寺亜蓮の足音だけが聞こえてくる。
私の横を通り過ぎた、瞬間。
眼があった。
ﾄﾞｸﾝ
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